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第2226回 4月第三例会

本日は、(株)小川園 第三代目茶商 小川 勝寛 様をお迎えして、「佐倉茶の歴史」と題した卓話が開催されました。

佐倉茶の発祥から、佐倉順天堂、佐倉同協社、掛川茶のルーツ等に至るまで、非常に盛りだくさんの内容にもかかわらず、大変興味深くもあっという間の貴重な卓話となりました。

また、小川様からは、おもてなしと称して、知覧新茶と静岡新茶をいただき、贅沢にも至福の時間を過ごさせていただきました。

小川園様、誠にありがとうございました。

明治4年(1871年)、廃藩置県により佐倉藩が解体された後に、倉次亨を中心とする旧佐倉藩氏22人の同志が興した「佐倉同協社」は、上勝田村を中心に、政府から払下を受けた荒蕪地を開墾し、茶種から茶樹を育て茶園とし製茶を行いました。

その後絶え間のない研究の結果、明治8年には初めての茶摘を行い、46貫目もの収穫を上げることが出来ました。

事業は順調に進み、翌9年には佐藤百太郎らによってニューヨークへ輸出された佐倉茶は、大好評を博したのです。この輸出された佐倉茶の商標には「ジャパン・ティー・サクラ・ドウキョウシャ」の名と共に、「サクラ・シモウサ・ジャパン」の名が記されていたと言われています。

佐倉の発展のためだけでなく日本の近代産業発展のために大きな役割をになうことになった「佐倉茶」。

明治45年創業の小川園により佐倉茶の伝統が今もなお守り続けられています。

◆小川園 ウェブサイト http://www.ogawaen.co.jp/

◆小川園 本店 facebook https://www.facebook.com/小川園-本店-526881330775940/




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