9月13日から16日にかけて、元米山奨学生のビザエ君の案内で、ネパール・ドゥリケルにある国立幼稚小中一貫学校を訪問しました。ネパールは美しい自然と豊かな文化を誇る国ですが、貧困や経済格差、インフラの未整備、教育と衛生環境の問題、さらには労働力の海外流出といった社会的・経済的課題を抱えています。
今回の訪問では、特に教育環境の改善を目指し、教育支援物資の提供とともに、学校の現状を視察しました。現地では、生徒や先生方に加え、ドゥリケルロータリークラブのメンバーやローターアクトの皆さんから温かい歓迎を受け、彼らの期待と共に、持続的な発展を妨げている課題の深刻さを改めて感じました。
セレモニー後、教室やトイレの視察を行いましたが、学校は急斜面に建設されており、通路には階段も舗装もなく、非常に危険な状況です。トイレも不衛生で、扉が壊れているなどの問題がありました。視察を通じて、校長先生やドゥリケルロータリークラブのメンバーからは、今後の支援について具体的な要望を伺いました。また、ドゥリケルロータリー会員が経営するホテルに宿泊し、夜にはロータリー会員やローターアクトの皆さんとの交流会を通じて親睦を深め、地域とのつながりを強化しました。
ネパールの持続可能な発展に向けては、長期的な視点と多額の資金が必要です。今回の視察で得たさまざまな課題をクラブに持ち帰り、今後、地元コミュニティとの連携をどう進めていくかなどを検討し、具体的な改善策を考えていきたいと思います。
◆ドゥリケルロータリークラブ ウェブサイト
◆ドゥリケルロータリークラブ Facebookサイト
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